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夢の途中

欧州制覇の余韻の中に浸り続けている。まだ次のシーズンのことは考えたくない。とりあえずポカールに勝利して三冠を達成し、マリエンプラッツで歓喜の宴が行われる時までは、この甘美な夢の中にいたい。いや、ペップ体制が始動するまででいいかな。(ポカール負けたらどうしよう ^^;)



この日を迎えたことで、やはりスタートラインは2007年の夏だったんだな、と思う。
怪我と病でダイスラーがピッチを去り、ショルも引退。ブラッツォとハーグリーヴスも去って行った。
FWでは補強に押し出される形でマカーイが自ら望んで移籍していった。ピサロとサンタ・クルスも出て行った。

その補強は主たるところで、トーニ、リベリ、クローゼ、そしてゼ・ロベルトの復帰などだった。

そして忘れてはいけないのがこの年、鬼軍曹が去ってヒッツフェルトが帰ってきた!

その前年にバラックを失い、翌年にはカーンが引退する。精神的な柱を一気に失ったバイエルン。だがその一方でミュラーやクロースと言った若手が徐々に頭角を現す。この辺りが、新たなるタームの始まり、と考える理由だ。


その後は簡単に監督で言えば、クリンスマンでこけてファン・ハールがパスサッカーを根付かせ、ハインケスが仕上げた、ということになるだろう。

それにしても雌伏の時の長かったことよ。


今季、ドルトムントとともにCLを席巻したことで一気にドイツサッカーの時代が到来したような勘違いの言葉を見受ける一方で、ゲッツェ獲得から始まったバイエルンたたきも盛んな今日この頃。

現時点でレヴァンドフスキの行き先は公表されておらず、フンメルスの行き先も分からない。

だがブンデスリーガの一強状態がますます加速する、と思う向きが多いようだ。


バイエルンファンの自分としては、こうした雑音が癪に障るわけだが、footballista編集長の木村浩嗣さんは、こう書いている。


資金力のあるクラブが、ないクラブから選手を買う。これはフェアな行為である。そもそもお金持ちのクラブと貧乏なクラブがある、という点も含めてフェアである。

また木村さんは、相手の主力選手を獲得するというやり方を指して、「個人的な遺恨を別にしてスポーツ面から見れば、見事なマネージメントだと形容せざるを得ない」とも書いている。

リーグ制覇の回数がダントツなわりに、連覇が少ないバイエルンが、本気で黄金時代を望んでいる、と考えられなくもない。


ところで。

素人目には今年のバイエルンを見る限り、来シーズンもリーグ優勝は難しくはない、と思える。しかしそれは、ハインケスのバイエルンの延長線上で、ならだ。

だが、ここでペップだ。

ペップが何年間をミュンヘンで過ごすプランを持っているのか知らないが、4年3年契約の初年に、最強のバイエルンから始めなければならない。

最強のバイエルンを壊してペップバイエルンを築くのか、それとも最低限の味付けで最初の年を過ごすのか。
前者なら4年間は少し短い気がするし、後者ではペップ招聘の意味がない。


どちらにしても万人が満足することはないし、最高のチームと最高の監督が最悪の結果を出せば、アンチバイエルンは盛大に拍手するだろう。大変な状況になったもんだ。


まずは放出と補強でペップの考えが徐々に見えてくるはず。


というわけで、冒頭に戻る。

まだしばらくは、歓喜の余韻だけを楽しませてもらうことにする。

今日はどの試合の録画を見ようかな。vsバルサの1st legかな。それともコンテの諦め顔でも見ようかな。でもやっぱりウェンブリーかな。

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