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バラバラな試合

アジアカップ予選、アウェイのサウジアラビア戦。

日本は0-1で敗れた。結果はそんなもんだとしても、なにかチームとしての統一した意識が希薄な試合だった。

前半からちぐはぐな試合。サウジ相手で引き分けで良い試合だから、日本は4人のディフェンシヴなMFを起用。4バックかと思いきや、ほとんど阿部がDFの位置に入り、3バックというか、5バックな布陣。5-3-2という感じだった。

アレックスと遠藤が両サイド気味にやや上がり目のMFなのだが、このワールドカップ経験者の2人が、まったくタメを作れず、攻撃にならない。前半途中から痺れを切らしたのか、巻が下がってきてのポストプレイを試みる。流れを変えようという努力は、この巻の動きにしか見当たらなかった。達也はドリブル突破からチャンスを作ったが、42分の決定的なチャンスを外すなど、全体として不満な出来。それでも0-0で終えたのだから、結果としては、前半は最低限の及第点だろう。

中盤の守備の連動は、最悪だった。人数で足りているのに、うまいことボールを動かされて突破される。日本がやりたい中盤のボール回しを、サウジは上手く実現していた。

さて、後半はどんな風に修正してくるだろうか。

後半、加地の積極的な攻撃参加で、やや流れを掴んだ日本だったが、とにかく得点が出来ない。そして結局は中盤の守備の連携のまずさから、失点。あの場面、啓太がマークを外してボールに行ったのだが、結局離した相手にボールを戻されて、攻撃を組み立てられてしまった。

前半から同じように、ボールを持つプレイヤに二人が同時に向かってしまい、相手の一人をフリーにして、そこにボールを戻される、という非常にまずい守備が多かった。その上で、こちらは前線でタメが作れない。数字上のポゼッションは日本が少し上回っていたのかもしれないが、そのほとんどはDFラインでのボール回しに過ぎず、ほぼ相手ペースの試合だった。

だがアウェイでの1失点で守備を責めるわけにはいかない。結局は1点も取れなかった結果が全てだろう。いい攻めを何度かしただけでは、勝てない。

右サイドが攻守にまずまずの結果を見せたのに比べ、左サイドはどちらもまずかった。

また、5バック気味ということでDMFは啓太のワンボランチのような形になるのだが、その前にトップ下がいるわけではなく、遠藤とアレはやや開き気味になる。そして現実には、下がり気味にもなる。つまり、フォワードはかなり孤立した形になる。さすがに十分に数が足りているサウジのDFに対し、巻と達也の2トップだけでは、なかなかチャンスは作れない。世界の主流からトップ下というポジションは消えつつあり、オシムもその方向にあるわけだが、そういうフォーメーションを完成させるには、遠藤やアレックスでは足りないように見える。

さて、その辺りを踏まえて、次のイエメン戦ではオシムが何か手を打ってくるのか、楽しみだ。

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