迂路つ記の雑記帳

鳥と、サッカーと、自堕落な日々。

Category: サッカー  

ドイツvsアルゼンチン

いやぁー、熱戦でした。ワールドカップが一番面白いと言われるBest8の対決。その第一戦は優勝候補同士の対決。ドイツびいきのワタクシとしましても、正直、ここまでで終わる可能性は高いと思っていました。でも、やっぱり生きていますねぇ。ゲルマン魂。最後まで眠気など感じずに、楽しませてもらえました。



試合は予想通り、アルゼンチンの優位で進んだ。前半の立ち上がりから、ドイツはボールがつなげない。アルゼンチンは高い位置からどんどんプレッシャーをかけ、ドイツにカウンターの機会さえ与えない。それでもなんとかドイツは、立ち上がりの不安定な時間帯を、無失点で乗り切った。ここは結果的に、ドイツに運があっただけだと思う。

試合が落ち着き出したのは、25分くらいからだったと思う。ただ、落ち着いたといっても劣勢のまま、前半を終える。ポゼッションでアルゼンチンが65%くらいだったっけか。とにかく、アルゼンチンの優位は動かない。でも、それを耐えて頑張れば、ドイツにも必ずチャンスが来るはず。そんな期待は後半開始後すぐに、打ち砕かれる。

後半4分、リケルメのCKをアジャラがヘッドでズドン。アジャラにはクローゼが身体を寄せて、体勢を崩させていたのだが、頭だけが全く流されずにボールを捕らえていた。恐るべきヘッドの強さだ。

優勢なアルゼンチンに先制されて、かなり厳しい状況に立たされたドイツ。しかもこの試合、バラックの出来は最悪。中盤で受けたボールをパスミスで失うシーンが非常に多かった。頼みの綱のバラックがこの状態では、反撃の糸口がつかめそうも無い。と思うのと、いや、でもこの状態からがゲルマン魂の真骨頂なのだ。きっとやってくれる。と言う気持ちで、祈りながら見る。

ここで、今日のポイント、クローゼの飛び膝蹴り、炸裂。いや、もちろん悪質なファールじゃないんですけど、結果的にこれが大きな要素になった。面白いからフルネームで書いちゃうけど、アルゼンチンのゴールキーパー、ロベルト・カルロス・アボンダンシエリが、腹部を痛めて交代。これはきっと、ペケルマンにとっても誤算だったろう。交代カードを一つ消費してしまった。

この後、アルゼンチンはリケルメとクレスポを下げたが、代わって入ったのはカンビアッソとクルス。この交代は明らかに逃げ切り狙い。クルスを入れたペケルマンの意図は、俺には疑問。守備的な意味での交代なのだろう。FWとしての働きでなく、セットプレーの際にドイツの高さに対抗するため、としか思えない。確かにそういう考え方もあるだろう。しかし、その狙いはわずか1分足らずで、狂ってしまう。

後半35分。左サイドに流れたバラックがセンタリング。これを中央に上がっていたボロヴスキが更にヘッドで右サイドに流したところを、クローゼがドン。彼のワールドカップ通算10個目のゴールであり決勝トーナメント初ゴールで、ドイツが追いついた。残り10分である。これぞ、ゲルマン魂ではないか。だからリードされても最後まで見る気になれる。華の無いサッカーと言われるドイツだが、そんなもん、要らんのだ。

さあこれで、アルゼンチンはいきなり不利。ベンチに残されているメッシ、サビオラ、アイマールと言う、普通の国ならそのままレギュラーの前3人に匹敵するカードも、もはや宝の持ち腐れ。勝てる。これなら勝てる。試合開始後80分にして、初めて勝てそうな予感。でもこれが、ドイツのフスバルなのだ。

そうは言っても、延長戦に入ってもドイツが優位に進められたわけではなかった。そこはさすがに、アルゼンチン。テベスもマキシ・ロドリゲスもルイス・ゴンサレスも、十分に怖い。得点の匂いもする。

そんな中で、バラックが足の痛みに耐え切れず、自らピッチの外に出る。この大切な時間帯に自分からとは、かなり悪いんだろう。まずいな、このままPK戦になったらキッカーが一人減っちゃうじゃんか。でも、バラックがいないんじゃ、むしろ無得点で120分を終了するのが精一杯かも。とか思ううちに、120分が終了。PK戦に突入する。

短いインターバル。一人集中するレーマンのそばに、カーンが近寄る。肩を抱き、頭を撫で、笑顔でレーマンを励ます。ああなんて、美しい光景。これで少しはドイツに良い要素が見えた。でも、バラックは蹴れないだろうな。クリンスマンが心配げにバラックに話しかける。蹴れるかどうか、確かめているのだろう。でも、あれ、バラックの足をマッサージしているな。もしかして、蹴るの?

最初のノイヴィル。いつもながら気の弱そうな彼の顔。そういう顔なのであって、気が弱いわけでもないのだろうけど、どうも自信がなさそうに見える。ここでワタクシ、オシムばりに目を瞑りそうになりながらも、なんとか薄目で見ていました。ノイヴィルはワタクシなんかと違って、全然普通に決めてくれました。

アルゼンチンも決めてドイツの二人目。なんと、バラックが出てきた。わぁあああ。ここが勝負だ。痛む足できちんと蹴れるのだろうか。でも、決めれば一気にチームが盛り上がる。というところで、バラック、まったく落ち着いてゴール。チームメイトを振り返って、力強く拳を突き上げる。これで、勝てるかもしれない。再びそう思った。その直後。

アルゼンチンの二人目は、アジャラ。解説の反町が、「ゲームで決めた人が、ここで外すってことが良くあるんですよねぇ」みたいなコメント。良い事言った。そうだ。同じ相手に2度決められることなんて、レーマンには無いはず。いや、グループリーグの初戦にあったけど。とかくだらないことを考えているうちに、アジャラのシュートをレーマンがキャッチ。はじかないできちんとキャッチですよ。

結局、ドイツは4人決め、アルゼンチンの4人目、カンビアッソの番。カンビアッソの顔、引きつっていましたよねぇ。外すかもしんない。外せ。と、ワタクシのうるさい声に起き出して来た息子1号に、同意を求める。と、あまり間をおかずにカンビアッソがスタート。これをレーマンが止めたぁああああ!!

結局4人全ての方向を見事に読んだレーマンが、二つを止めて、ドイツが準決勝進出を決めたのでした。

あ、気づいたらイタリアvsウクライナが始まりそうな時間になってしまいました。あれ、今日もトッティはベンチスタートか。この勝者がドイツの相手だから、やっぱりウクライナを応援しようかなっと ^^;

あ、訂正。トッティは最初からでした。

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