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ハンディ ウォーマー・ミニ

最近、インターネットの共同購入とかで気になるモノがあった。それは、Zippoのカイロなのだ。タバコを全く吸わなくなっておよそ2年が経つが、Zippoにはいまだに未練がある。そう、出張先のアメリカで買ってきた銀のZippoを、パチンコで大負けしたショックで我を忘れて、パチンコ屋に置き忘れて、まぁその話はいいか。

ともかく、あの匂いがいい。この季節、寒空の下で鳥を待つときに持っていると、少し幸せかもしれない。では、今度店で見かけたら、ちょっと手にとって考えてみよう(どうせ買うんだけど)。

というわけで、たまたま入間方面に用事があったときにWild-1に寄ってみた。宇都宮育ちとしては、地元に少しでも貢献したいのだ。そのわりに、コジマには行かないんだけどね。

そんな話はおいといて、店内ではすぐに目的のカイロを発見。で、実物を目にすると、意外なほど大きい。まぁ、そんなものかもしれないが、これでは持ち歩くにもけっこう気を使いそうだ。小さなポケットじゃ、入らない場合もあるかも。

で、その傍らにひと回りもふた回りも小さめなカイロがある。パッケージを手にとって見ると、どうも何かが違う。ああそうか、Zippoのロゴが見当たらないのだ。なんだ、そうか。二番煎じが既に出ているのか。でも、こっちの方が小さくていいんだけどなぁ。そう思いながら、ちょうど実演発熱中だった展示品を手にとってみた。暖かい。大きさも手ごろ。でも、Zippoじゃない……。

と、こちらの心中を察したのか、店員さんが寄ってきた。曰く、Zippoではないけど、実際に作っているのは同じ会社。しかも、小さいほうがエネルギー効率がいい、なんていうことを言う。なんだ、それなら買う人が少ないだろうし、こっちの方がいいや。世の中に同じものがゴマンとあるのは好きではないのだ。

というわけで購入したのが、ハンディウォーマー・ミニである。

カイロとフリース袋

本体は長径が79mm、短径が67mmの楕円形。厚さが15mm、重量56gだ。数値はいずれも実測だからあまりあてにはならないかも。そして実用上十分なフリースの袋が付属している。ちなみにZippoのほうは、付属の袋が今ひとつらしく、別売の袋(おそらくサードパーティ)が売られていた。

ちなみに袋からだして本体のままだと、持てないほどの温度になり危険。袋は必需品なのだ。

キャップを外す

キャップを外すとバーナーと呼ばれる部分が現れる。特に難しい構造をしているわけではない。単純にして頑丈な造りをしているところが、まるっきりZippoのライターのようだ。

せっかくの自己満足なアイテムなので、Micro-NIKKOR-P・C Auto 55mm f3.5を取り出してD70に着けて、接写してみる。マニュアルフォーカスで絞りもシャッタースピードもマニュアル、おかげでピントがずれているが、そんな遊びとあい通じるテイストがある。ような気がする。

バーナー

バーナー部だ。この黒っぽく見える部分に触媒のプラチナが着いているらしい。ここに直接、炎をあてて数秒間暖めると、反応が始まる。かつての定番、ハクキンカイロと同じだ。

当たり前のことだが、一度始まった反応を止めるには、燃料がなくなるか、反応が止まるほどの低温になるか、或いは触媒を取り去るしかない。つまり、普通は自然に燃料が消えるまで発熱が続く。ちょっとストップしてまた後で、という使い方は出来ない。

バーナーを外すと給油口

バーナー部を取り外すと、給油口。内部にはライターと同じように、白い綿状のものが入っている。なるほど、ライターとほとんど同じだ。ライターが炎の出る温度で反応し、こちらはずっと低温で触媒を利用して反応する、というだけの違いで、基本的には同じことをしているわけだ。

給油カップ

こちらが燃料のオイルを軽量する給油カップだ。上のライン(12.5ml)で、10℃の外気温時におよそ24時間もつそうだ。ただしこれは周囲温度でかなり変動する。気温というより、接している物の温度と考えたほうがいい。先日の雪の日、ずっと胸ポケットに入れていたら、半日ほどしか持たなかった。

このカイロがロウインパクトかといえば、そうでもない。最近の使い捨てカイロが使用後、そのままで土に還せるのに比べ、こちらは少なからず化石燃料を二酸化炭素に換えているのだ。オマケにコスト的にも見合わない。それでもなぜか、モノとしての存在感に魅せられてしまう。なぜだかこの金属光沢がたまらないのだ。そんな人、特にオイルライターみたいなモノに弱い人には、ちょっとお薦めしたいものだ。

ただひとつ、使ってみて気づいたのだが、オイルライター特有の香りはしない。あれはオイルの匂いではなくて、オイルが燃える匂いだったらしい。あの匂いが懐かしくて買った部分もあったので、それだけはちょっと誤算だった。

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