立山黒部アルペンルート 最終回

黒部湖の遊覧船ガルベに乗りながら、あとはダムカレーでも喰って、最後のトロリーバスに乗ってしまえばもう帰るだけだな、というところ。しかし予定より早めに出てきてしまったので、ちょっと時間が余りそうだ。

そんなとき、ガルベの船内放送が湖畔に遊歩道があるからちょっと散策でもどう? と誘ってくる。かみさんと顔を見合わせ、とりあえず少し歩いてみることにする。

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立山黒部アルペンルート その12

黒部湖で遊覧船に乗ろう、というのはかみさんの発案だった。息子たちと一緒だった頃は当然そうしたが、二人でも乗ろうとするのだからよほどこういうことが好きなのだ。こういうことってどういうことかは巧く言えないけど、思いつきの寄り道というか、ちょっと思い出に残り易いようなシーンを好むというか。


それがまたたまたまを呼ぶ。

なんとこの日は、遊覧船ガルベの今季初営業日だった。おかげで通常1,080円のところ先着500名様だったか、500円ぽっきりのワンコイン乗船に、可愛い根付けのおまけ付き。これはラッキーだ。


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立山黒部アルペンルート その11

ダラダラと書いてもう11回目になっちゃったなぁ。

しかしまとまった時間を取れるような生活でもないし、そもそも長く書いたら面白くなるわけでも無し。


さて、前回のトロリーバスを降りると、目の前には開放感溢れる景色が広がってくる。そこが大観峰だ。幸い好天に恵まれ、長野県側の峰々もよく見えた。ひとしきり展望台からの眺めを楽しんだら、次なる乗り物は立山ロープウェイだ。

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立山黒部アルペンルート その10

目が覚めたらもうそれなりの時間だった。

とりあえず言い訳なんだが、このところ睡眠時間が……。


まぁそれにしても普通なら鞭打って起きそうなもんだけど、正直に言っちゃえば、前日のうちにライチョウを十分見たからでしょうなぁ。はっはっは。

早朝散歩が出来る時間帯に起きていればそうしたかったんだけど、ともかく起きられなかった。

そしてホテル主催の探鳥は、まぁそれはそこらへんの探鳥会よりも大勢の人たちがホテルのロビーでスタンバっているのを見ただけで尻込み。ワタクシもかみさんも、団体行動が特に苦手だ。そんな鳥見はする気がない。

というわけで、結果的に室堂近辺での鳥見は昨日で終了していた、ということに。

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立山黒部アルペンルート その9

さて、ワタクシの最大の目的がライチョウであれば、かみさんのそれは雪の大谷である。

もちろん、かみさんもライチョウが見たかったし、ワタクシも雪の大谷が見たかったのだが、どれが一番かと言えばこうなる。全く趣味が違うわけじゃないけど少し違う。これってきっと大切なことだと思う。


サテオキ、雪の大谷はこの時期のアルペンルートのハイライトであるわけで、どのようなツアー客でも通るわけだし、少なからず観光する。

ところが、室堂に宿泊する客としない客では、見られる状況が違うのだ。しかも、宿泊しても多少の違いがある。これを知ったのも、予習したおかげだった。


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立山黒部アルペンルート その8

一週間が過ぎてしまったのに、まだここに居る。

いや、毎日少しずつ書いているおかげで、まだ旅行の余韻に浸っていられる。これはちょっと得した気分。


さて、前回のメスも、実はつがいで行動していた。このオスがそのお相手。先のペアとは直線距離で百メートルも離れていなかったんじゃないかと思う。これは一般に言われているペアの縄張りから考えると、ずいぶん近い。まぁお互いの縄張りの端の方にいただけなのかもしれないけどね。


ライチョウ♂2


両足のリングの色で、先のペアと別のオスだということは明白。でなければ、もしかしたら歩いているうちに先回りされた? と思うほどの距離。

しかしクチバシに雪をつけて、いったい何を探しているんだろう。雪の中から出てくる新芽でも探しているのだろうか。

立山黒部アルペンルート その7

いつまで続くか自分でも分からないこのシリーズ。たった1泊なんだけど、いまだに1日目のことを書いている。でもまぁ、このスタイルをもう少し試し続ける。何の宣言だw

さて、ペアの観察で満足しての帰り道、先ほどちょっと様子を見ようかとしていたベンチのあたりに戻ってくると……。


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立山黒部アルペンルート その6

前回はライチョウのメスが可愛い、と言う話を書いたけど、見た目だけじゃない。行動も可愛い。

今日の写真は前回のメスと前々回のオスのペアの写真。

このオス、盛んにメスにアプローチをかけていたのだけど……。


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立山黒部アルペンルート その5

なんとなく、ライチョウって雌雄の見分けが難しいようなイメージを持っていた。鳥見屋としては甚だ恥ずかしいことだ。おそらく、ドキュメンタリー番組でばかり見ているからだろう。そういう番組では厳冬期のライチョウの生態を、特に取り上げるからね。その方が視聴者の感情的な部分を刺激するし。

しかし、繁殖期のライチョウは、ご覧の通り雌雄、非常に見分けやすい。


ライチョウ♀1


やはり見た限りでは鳥見屋のレンズはどうしてもオスに向くようだ。肉冠の赤が目立って、画になりやすいからだろうか。

しかしこうして見ると、メスはとても可愛い顔をしている。虹彩が暗い色をしているから、目がまん丸に見えるのだろう。人間は本能的に、瞳が大きいと可愛いと感じるらしい。そもそも好きな相手を見る時の人間の瞳も大きくなるらしいしね。

虹彩が暗い方が可愛く見えるのは、ツミのオスが可愛いのにメスが怖く見えるのが良い例だ。

ライチョウの繁殖羽の場合、オスは目が頭部の羽根と同様に黒くてあまり目立たないが、メスは体色に比べて目の黒さが際立って、可愛く見えるようだ。

まぁそんな個人的な感想はどうでもいいか ^^;

立山黒部アルペンルート その4

# いきなりその4とか……。前の記事のタイトルは訂正せずに放置します。


ミクリガ池(Wikipediaに倣ってカタカナ表記にします)を見下ろすあたりに、何名か先客がいらっしゃった。普通の鳥見とは違ってレンズの長さで鳥見屋とそれ以外を見分けることは難しい。しかし、ベンチに腰掛けていると漏れ聞こえる会話からそれは分かる。

で、どうやら今はお出ましになっていない様子。なので、ちょっと様子を見る。慌ててもしかたがない。

下界と違って日差しも冷たい風も、ともに心地よい。

遠くの尾根筋にはスキーヤーやらボーダーやらが見える。アイゼンを着けて本格的な山歩きの人たちも居る。みな、この雪の山を楽しんでいる。良い気分だなぁ。

対岸のハイマツの周辺には動きがなかろうか、と双眼鏡を取り出していたら、少し先まで様子を見に行っていたかみさんが手招きをしている。何を意味しているかは、すぐに分かった。


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雪の上へ

前回の続き。


荷物を部屋に置いたら、早速雪の上へ出たい。

ホテルの無料イベントで翌朝にライチョウを探すイベントがあるのだが、とりあえず自分で探さなくては。そのために来たわけだし。


この時期、まだまだ雪の大谷では12mを超える雪の壁が残っている。とはいえ、溶け始めているのは事実。GORE-TEXのトレッキングブーツで来たものの、かみさんのはロウカット気味なシューズ。ホテルのフロントの、可愛いおねーさんにもゴム長またはスノーシューを薦められる。

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まずホテルありき

前回の続き。


さて、前回少しも書いたのだが、当初利用予定だったバスツアーが申込者不足で不催行となったので、気を取り直して電車で行くパターンを探した。しかしさすがに手遅れ感があって土日は無理。しかたがないので金曜日発に決定。仕事のつまり具合と残雪の量がなるべく多いうち、ライチョウが少しでも白いうち、などと考えると、5/30,31しかない。


その前に、交通機関よりも優先したのが宿泊先選び。電車で行こうがバスで行こうが、宿泊先だけが決まっていたのだ。

なぜって?

やっぱりライチョウに逢いたいじゃん。

ではどこでそのための情報を集めるか。一般的なウェブの情報では心許ない。こういうときはやっぱり、信頼できる人の経験談。

そうだ、何度も立山に行っている人がいたっけ。じゃあ彼のブログの過去記事でも漁ってみるか……。

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立山へ

長いことこのブログをほったらかしにしているけど、たまには何か書いて、例の放置ブログを示す広告を消してあげようか。と思ったためではなく、久しぶりに出かけてみたのでそれをつらつらと書いてみようと思う。


行こうと思ったのはタイトルにあるとおり、立山。なにせライチョウを見たことがない。

いつか行かねば、と思い続けて何年が経っただろう。いや、立山に行ったことはあるのだ。それは1993年の秋。つまりもう20年以上前のことだ。その当時、鳥には興味が無かったし、そんなに簡単に逢える鳥だとも思っていなかった。


かみさんは立山に行ったことがないという。そうは言っても彼女の場合、小さい頃に義父に連れて行ってもらっているのに、記憶が無い、ということも多々ある。

だがここはその(行ったことが有るのか無いのかの)真偽を確かめるのは愚策だ。鵜呑みにして、では行きましょう、と持って行くのが良策。


というわけでバスツアーに申し込んだ。あとは催行決定の知らせを待つばかりだったのだが……。

届いた知らせは不催行。

多摩地区発のバスツアーだけが不催行の憂き目に遭う。都内発は軒並み満席なのに……。


まぁ、そんなことに文句を言ってもしかたがないので、電車で行くことにした。


特急はくたか4号


ほくほく線の電車は、義兄が住む六日町から十日町を通って直江津に行く第3セクター。これまたいつかは乗ることも有るかも、と思っていたのに気づけば来春には北陸新幹線が全線開通し、それに伴って特急が廃止される予定だと知ったのは、はくたか4号の指定券を確保した後だった。


(たぶん)つづく

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たまし

  • Author:たまし
  • 青梅在住のぐぅたら鳥見屋です。鳥中心のウェブページ迂路つ記もよろしく。画像掲示板への貼り逃げ、書き逃げも歓迎。
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